ベジるビバる

ゆうがたヨクサルのブログ

メモと宿題

職場の同僚には中学一年生の息子さんがいる。

いまどきの夏休みの宿題って、どんな感じなんですかー?と雑談していたときに「美術館に行って情報や感想などをまとめた新聞を作る」という課題があるのだと話してくれた。

同僚も、息子さんも、美術館に興味がないタイプらしいので、何処に行って何を鑑賞すればいいのか分からないと。それぞれのスケジュールの関係で明後日1日しか行ける日がないと、ちょっと困っていた。興味があるならまだしも、興味がないんだから、色んな宿題の中でも難易度が高いようだった。

そーかぁ。でも、もし自分が夏休みの宿題でそれをするなら、あそこにしようか、それともあの展覧会にしようかと楽しみだったろうな。と、思った。

その後、仕事してたら開催中の美術展とか中学生男子が気に入りそうなギャラリーが頭の中にいくつか浮かんできた。

サッと美術館名と見所をメモに書いて、休憩時間に同僚へ手渡したら「帰ったら息子に話して選んでもらおう!」と喜んでいた。(←メモ渡すのお節介だったら申し訳ないなと、ちょっと思ってたので安心した)

 

夏休みが終わって、同僚が開口一番に「行ってきたよ!」と話してくれたのは、川崎にある岡本太郎美術館だった。先日、手渡したメモに書いてあった「坐ることを拒否する椅子」もあったよ!手の形した椅子にも座ったよ、メモに書いてあるのとそっくりだったよ!と嬉しそうだった。

同僚と息子さんの2人で、何時間も楽しめたと、帰り間際に息子さんが「もう一回あのやつ見てくる!」って観に行ったと。その数日後には、大阪の実家に行くついでに、ご主人と息子さん2人で太陽の塔を観に行ったよ、岡本太郎づくしのいい夏休みになったと話してくれた。

 

9月になって、息子さんが夏休みの宿題を提出する前日に、出来上がった新聞の画像を携帯で撮ったそうで、見せて貰えた。右上の、新聞の名前を書くところには、岡本太郎さんのサインのようなタッチでTAROと書かれていた。ああ、いいじゃなーい、素晴らしい!

画像の中のTARO新聞を眺めてるうちに、思わず右手でトンレンした。

…あー!凄くいい!

あーでもない、こーでもない、って考えながら形にしていったときのようなグネグネした氣、でも凄くいいグネグネ!本人は大変だったろうなとは思うけど、実にヘルシーなタイプの悩みで、これで精一杯!って感じとゆーか。いかにも青春!って感じの体感がする。こーゆーの、とても大切。生きてる宝物みたいだ。

 

いいものをトンレンしたなー!と、ニヤニヤしてたら、それまでこちらを見ていた同僚は「そうやると何か感じるの?分かるの?」と驚いていた。うん。凄くいいなぁ、息子さん、頑張ったんだねぇーっ!と話した。

自分の場合、「中学生が美術館で観て感じて、思ったことを記事にするの、大変だったろうな」を、トンレンを介して体感的に得るとゆーのは、よりリアルにその感じを受け取れるいい方法になってる。

 

同僚と息子さんは自分が手渡した美術館のメモをヒントにして先に進めたし、自分は同僚と息子さんの成果からトンレンの実習が出来て、お互いにいい受け渡しの一件でした。