ベジるビバる

ゆうがたヨクサルのブログ

自然なこと

山本周五郎の「赤ひげ診療譚」を青空文庫で読んだ。小石川養成所の医師、新出去定が、信念のもと行動したり思考循環する姿が印象的だった。

一気に全話を読み終えたあと、ジョン・アーヴィングの「サイダーハウス・ルール」に登場するDr.ラーチを思い出した。彼も、持てる技術を信念のもと使い、行動して思考循環する。

自分にはできそうもないような、なにか有益な能力や技術で、何かの役に立ってるひとたちを見たり読んだりすると、それだけで凄いなぁ。と思う。そのような人達の暮らしや心の中は、自分よりもずっと心穏やかに勢いよく過ごせてるんじゃないか、と思うこともあった。羨ましいのだ。かれらのようではない自分は、悪いやつでダメなのだと否定してた。

 

・けれど最近、そうでもなさそうだな。と思うようにもなった。凄いなぁとか能力あっていいなぁ、と思うそのような対象の人達にも、さらなる課題や困難があって、日々の生活のなかで、模索して、さらなる思考循環をしてるんだな、と、今さらだけど、うわべだけの理解ではなくて、より濃い感覚として認識できるようになった。

そんで、凄いひとでも、すごくない自分でも、ウンウン言いながらやっぱり模索してるその状態とゆーのは、悪いやつでもダメでもなんでもなくて、とっても自然なことをしてるだけなんじゃないか、と考えたら楽になった。

皆んながそうだから安心。っていうよりも、それが自然なことだから安心。ってことに楽さを感じた。