ベジるビバる

ゆうがたヨクサルのブログ

励みと救いのて

上野の国立博物館で開催している特別展「仁和寺と御室派のみほとけ」をMさんと観てきた。

向かう電車の中で呼吸法②→④→⑦→退陰符の練習をした。朝10ごろに到着した博物館に入場する待ち時間は、20分待ち程度で済んだ。見終えたのが大体13時頃だったと思うけど、入場待ちの列はなくて、すぐに入れるようだった。

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この展覧会には弘法大師空海の書いた文字も載ってる「三十帖冊子」が公開されていて、トンレンしたらどんな感じか興味もあった。

真言密教の、宝具やら曼荼羅やら仏像がカッコいい演出で展示してあった。

お寺から出張してるんだし、そりゃそーだよね、って言われればそうなんだろうけど、それぞれの展示物に気配は残ってなかった。(感じられなかっただけかもしれない)

自分が行ったりする美術の展覧会では、有名な作品や場所、映画などのイベント展示には、なんらかの気配があるし、想いは残ってるし、皆んながみるから溜まってるのに、ここのはちゃんと抜いてあって、剥がしてある感じとゆーか。メンテナンスが徹底されてる感じが凄くよかった。さすがだなぁ。と思った。まあ、勝手にそう思ってるだけなんだが。

 

目当ての「三十帖冊子」は想像したよりもコンパクトなサイズで、空海自身が書いたとされている文字を観ながらしばらく待った。コレは「励み」だ。

自身が進んでいくなかで、指針として、モチベーションの維持として、何かにつけてこの冊子(メモ帳)を読み返したりしたのかなぁと。筆で書き写して紐で綴じて表紙で挟んだ手作りだし、そーゆー想いと過程や経験があるのって素敵だなぁと思った。昔の凄い人だからってのじゃなくて、敷居が高くて自分には関係ない世界って感じもなく、人懐っこさとゆーか親しみを感じた。(もちろん尊敬とゆーか、このかた凄いなあーとも思ってる)

 

この展覧会のグッズのセンス、いいなぁ。と以前から思っていたんだけど、グッズ販売コーナーで買おうと予定していた千手観音の手をデザインしたアームクッションが人気あって売り切れで入荷待ちだった。

実際に展示してあった葛井寺の国宝千手観音菩薩坐像には、千本以上手がある。製作した仏師、凄いなーと思った。その一本ごとに、指先や掌のしぐさが異なる。差し伸べられるその手は、ついこちらも手を差し出しそうになりそうなやつもあれば、そうでもないのもある。色んな人達の性質、色んな想いに合わせて救う手(智慧)もそれぞれなんだろう。

 

特別展を見たあとは、一般展示を観た。日本刀や茶道のコーナーを観ながらMさんからは鑑賞ポイントや展示してある工夫を教わった。展示してある茶道のお軸や道具のひとつひとつに造り手の遊び心とゆーか、どうしてこれをこうしたか。ってのを、教わりながら鑑賞すると自分で勝手にただ観るよりも一層面白く感じた。

歩きながらも、座って休むときも、近況報告したり、最近こう思ってるんですよ。って話をMさんと沢山した。

 

博物館の外は薄曇りで寒い。上野恩賜公園広場では、古武術の演武会のイベントがあった。Mさんは合気道もなさっておられるので興味津々で観察しておられた。イベントステージでは護身術のパフォーマンスを披露していて、その動きや技のかけ方についてMさんから解説がある。自分はなるほどー。と言ってばかりだった。

あらかた終わったので食事に行くことになった。続きます。