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ベジるビバる

ゆうがたヨクサルのブログ

沈黙を待つ

自分と同じようなテンポで、ポンポンと弾むように会話が流れるのは、楽しい。スイスイ進むから、心地よくもある。

自分よりずっと早口の場合は、聞き取りづらいからもう一度言って下さい、とか何ですか?と詰まってしまうから楽しいよりも難しいと感じる。まず話の内容を確認して理解してから、返事をするために頭の中で言葉を選んで声に出す。

 

自分と同じくらいのテンポの口調でも、言葉と言葉の間の沈黙が長い場合もある。

以前の自分は、この「沈黙の時間」が苦手だった。どう感じて、何を考えているのか、もしかして嫌がられてるのかな?困ってるのかな?とやたらに落ち着かなくて、苦しかったんだよな。そんな風に勝手に思い込んで勝手に妄想して勝手に苦しんだ。

 

今の自分は、「沈黙から産まれる言葉」を待つ事が出来るようになってきてる。

勝手に妄想することを辞めて、相手に存分に考えて、味わってもらう時間を一緒に愉しもうと思えるようになった。

コレは、東京氣塾でトンレン行法を練習するようになって、相手の氣の情報が自分の体内に流入してくるのを、味わったり汲み取るようにしてから自然と待てるようになってきたんだ。

 

今日も職場で、ひとりの女性と会話する場面があった。いつも遠慮気味に、ボソボソっと単語を発するような話し方の彼女から、業務に関する質問と相談を受けた。

自分のアドバイスを聴いてからジッと沈黙する。

更に単語言葉で質問する。自分の返答を聴いて、また沈黙する。

彼女の頭の中で、沢山の新しい情報が必要な棚に並んでいく。

もっと、ないか?困ってて悩んでること、迷ってることのヒント欲しいな。他にも聴いておいた方がいいことなんだっけ?と、一生懸命に考えてくれているのを感じるから、自分は静かに愉しんで待つ。

 

徐々に彼女はリラックスしてくる。

聴いてくれてる。とゆー安心感と、背中を押してくれるような返答は、彼女を想いの方向に運んでるようだった。

そーか、こんな感じで良かったんだな。今まで、良かれと思って沢山の言葉を彼女に次々と渡していたけれど、こっちのほうがずっといい。お互いにずっといい。

 

世の中には考えさせないために、一方的に言葉を発するってのもあるし、その逆の、考えて貰うために、言葉を発しない。ってのもあるな。

なるほど。