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ベジるビバる

ゆうがたヨクサルのブログ

私はあなたを知っています

4階にある職場の休憩室の窓からは、敷地の隣にある緑道が見える。

植え込みの背の低い樹や、ベンチが等間隔に並んでいて、自転車やペットを散歩する人達が通るのが見える。ベンチには、昼休憩なのかいつも同じ人が座っている。

 

自分がお弁当を食べながら、窓の外の緑道を眺めてると、自転車を押しながら歩いてるお爺さんを週に何度か見かけることがある。

このお爺さんは、いつも緑道に空き缶やゴミが落ちていると自転車を停めて、ゆっくり腰を屈めてゴミを拾うのだ。

持っているコンビニかなんかの白いビニール袋にゴミをしまって、まわりが綺麗か確認してから自転車を押して歩いて自分の視界から消えていく。

 

毎回、毎回、何かしらゴミが落ちているから、その度に自転車を停めて、ゆっくり腰を屈めて拾うのを見る。近くに誰かが座っていても、誰もいなくても、必ずゴミを拾っている。

4階の休憩室からは、お爺さんは2センチくらいしかないから、表情は見えない。

自分は、お爺さんを遠くの上のほうから眺めてる。

 

お爺さんからすれば、自分がその行為を知ってることなど知るはずもないんだけれど、「私はあなたを知っています。」と思ってしまう。

 

そして、自分は、ニコニコさせて貰ったお礼に、お爺さんに向けて「元氣」を送ったりしてる。