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ベジるビバる

ゆうがたヨクサルのブログ

畠山記念館→仄暗さの中

続きを書きます。

Mさんお奨めの畠山記念館に到着して、受け付けを済ませると展示品のある2階に行った。現在展示してあるものは、花や春を感じさせるものだった。
茶器や道具は、ひとつずつが綺麗で、「使う」と「眺める」のどちらも兼ね添えてる感じがした。

自分は特にいいなぁ。と思ったのは16世紀桃山時代の「十二支蒔絵棗(じゅうにしまきえなつめ)」とゆー、お茶を入れておく容れ物。
艶々の黒い中に、蒔絵で干支が描かれてる。部分的に金色の部分が擦れたように薄くなってて、そこがまたいい感じとゆーか、奥行きのある深みを増してるのだ。いいなぁ。コレ造った方とトンレンしたい気持ちになる。造った時、どんな気持ちだったかなぁ。どんな工夫や課題があったのかなぁ。
この作品自体をトンレンしても自分の「いいなぁ!」が邪魔して分からなかった。思わぬところでエゴが出おる。

茶碗や茶釜ぐらいなら、見れば形で分かるんだけど、時々それが何に使われる道具なのか分からない物があった。
そーゆー時はMさんが分かりやすく教えて下さった。
単1電池くらいの大きさの、白っぽい透し彫りがあった。何に使うのかなぁ?と思ったらお湯を使う時に茶釜の蓋を開ける。その蓋を置いておく為のものだった。使ってるところを想像したら、とても優雅だと思った。
小さな蓋付きの容れ物があって横に「香合(こうごう)」って書いてある。
Mさんに香合って何ですか?って質問したら茶釜で湯を沸かす際、炭をおこすところに練り香を入れるんです。わずかにほんのり香る程度のものですが。と教えて下さった。へぇーっ!これも優雅だ。

暫くしてから申し込んでいたお茶をいただく事になった。展示室の椅子でいただく事も出来るんだけど、折角だから茶室でいただきましょう〜!とMさんはおっしゃる。お、おう。作法が分からないけど面白そうだ。靴を脱いで正座して待った。

何も知らない自分にとって、茶室は暗くて狭かった。かなり薄暗い。でも落ち着ける。
係りの女性が盆に乗せた生菓子を持ってきて下さった。Mさんに会い向かって座ると綺麗なお辞儀をなさった。お二人のお辞儀のタイミングもぴったりだった。かっこいい!
懐紙の上にある花の形をした練り切りをいただいた。よもぎの香りがして、餡はさら〜っとほどけていく。コレは美味しい!静かに美味しい!Mさんを見ると、美味しそうに食べていて、嬉しかったんだと思うけどその日、最も分かりやすく氣をバンバン出してた。うん、分かるよ。コレは美味しいよ〜!

食べ終えると係りの女性が抹茶を点てたのを持ってきて下さった。
Mさんとお辞儀、畳の上に茶碗を置く。
今度は自分とお辞儀、畳の上に茶碗を置く。かっこいい!

Mさんに飲みかたを教わって、茶碗を手に持った瞬間に、パチパチと掌にフレッシュな氣の体感があった。茶碗からのものだった。
もっと言うと、お茶を点てて持ってきて下さったかたの想い、氣だった。
なーんて素敵なんだろう!「どうぞお茶のひとときを愉しんで下さい。」って想いが伝わってくる。凄い‼︎
トンレンやっててよかった!茶道凄い!

薄茶も多めに入れて下さってたようで、ゆっくり味わえた。そのあとMさんが茶碗の拝見の仕方を教えてくれた。
薄暗いところで、正座で前かがみになって低い姿勢からみたり持って眺める。よく見えないからもっと明るい場所でみたいなぁ。と思ったけど、Mさんは仄暗さの中で感じる美しさもあるんです。と教えて下さった。そーかぁ。

茶器の拝見も終えて話してると、お茶を持ってきて下さった方がいらした。下げていただく際に4番チャクラの位置から「ありがとうございました。素敵です。美味しかったです。」と感謝と敬意を込めてお辞儀した。
とても短いのに、とてもフレッシュなイベントだった。初めと終わりでメンタルが全然違う。これが茶道かぁ。(←知らないなりに感動してる)

その後は茶室に飾る掛け軸をみたり表具の布地の模様なんかを観察して愉しんだ。
外の庭の石畳やかっこいい松を見た。
茶室の近くにある待合に座ると、何度もこちらにいらしてるMさんは「ココでチャンダリーとかの練習するんですよ!」っておっしゃる。確かに植物が植えてて静かだし、大量にあるよね。氣が。

待合の屋根にセキレイっていう鳥が何羽もやって来た。お茶の話とヨーガのチャンダリー、自分の知らない作法の話、Mさんが疑問に思ってる呼吸法の話何でも話した。セキレイがチイチイ賑やかに鳴いてた。

畠山記念館の次は、自分が興味の持った「面白い建物」に向かうため表参道へ行く。次回に続きます。