ベジるビバる

ゆうがたヨクサルのブログ

稼ぎはバンドの練習代になった

高校生の時にバンドを組んでたので、スタジオを借りる資金作りの為にアルバイトをした。年賀状の仕分けとか、観光ホテルのルームメイキングとか美容院とか。

年賀状の仕分けは、郵便番号ごとに束があって、そこから何丁目何番地と仕分けてく。大晦日の日は、ひと家ごとに細分化した束を、配布する順番に重ねて、きしめんみたいな太い幅の赤い輪ゴムで束ねる。
これを翌朝にはポストに入れてくから、短時間で、効率良く届ける為には大切な作業だと知った。

どんどん増えてくバラバラなハガキを仕分けして、小さくまとめて、順番に重ねて、大きくまとめて、また外に出て行く。この作業はとても楽しかった。
整えました!って感じが清々する。

ルームメイキングのバイトは、2人1組で室内とバスルームを手分けして掃除する。自分はバスルームを掃除して、ベテランのパートのおばちゃんはベッド周りを整える。
自分とペアになったベテランのおばちゃんは、数人いるキーパーの中でも特に仕事が速いかただった。どんどん次の部屋に取り掛かる。おばちゃんは鼻歌交じりに「次の部屋やってるからねー!」と声をかけて去って行き、3部屋分くらい引き離される。4部屋分になると、おばちゃんが手伝いに来てくれた。

うおおー!やばい頑張らないと!ってなるべく丁寧に素早くバスルームを掃除する。壁も天井も一滴残さず水を拭き取って、ピカピカにしてから綺麗なタオルをセッティングする。

少しずつ引き離されてる部屋数が減ってきて、なんとか同じ部屋をほぼ同時に完了出来る様になった頃にはバイトの期間は終了したけど、これも楽しかった。

ベテランのおばちゃんの手早く丁寧にこなし、にこやかな余裕感が凄くかっこ良かった。
休憩室では、「若いんだから食べなさい!」ってお菓子をグイグイ下さるのも面白かった。
限られた時間内で良い仕事をする凄さを知った。

美容院のバイトは、洗濯や掃除や、必要な道具の準備をした。
お客様にお出しする雑誌や飲み物を用意して、あとどれ位経ったら次の作業はこれだな。って様子を観察しながら動いた。

1日に何度もタオルを洗濯して干してたたんで、いつも床を綺麗に掃いて、パーマのロッドとペーパーと輪ゴムを手渡す。
襟足とか後頭部とか頭頂部とか、位置によってロッドの細さが変わるから、巻いてく様子を観察しながら手渡すロッドも変えていく。
ロッドによって色が変えてあるのは、単にカラフルなだけじゃなくて細さの分かり易さでもあった。

作業し易いあらゆる工夫が道具にも配置にも施されていた。

何人ものお客様を、チーフとスタッフのお二人が同時進行で素敵なヘアスタイルに仕上げてく。同時進行で色んな作業をするから、全体の流れと1人1人の様子を把握してなくてはならないのを知った。

当時の自分は、指示された通りにひたすら動くしか出来なかったけど、今思えばとても大切な事を経験させて貰った。

思い出したので書いてみた。
なんかねー、今の自分にとても役立ってるんだよな。
氣の情報を仕分けするのとか、一定の時間内での動き方とか、全体と個を把握する感じとか、共通点があって面白い。